RUAEFaのビジュアル制作工程についてご紹介します。

Introduction

RUAEFaのビジュアルは、内容に応じて異なる方法で制作しています。 手描き、デジタル描画、造形設計、グラフィックデザインを基礎とし、 一部ではAIレンダリングを制作工程の一つとして使用しています。

Visual Process

原画で構図や形状、意匠を設計し、必要に応じてAIレンダリングを行った後、 PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTなどを用いて仕上げ・加筆を行います。 工程や使用する技法は、制作内容によって異なります。

イムルー離宮中広間の原画、AIレンダリング、デジタル仕上げの制作工程
イムルー離宮中広間
イムルー離宮内宮の水箏を描いた原画、AIレンダリング、デジタル仕上げの制作工程
イムルー離宮内宮の水箏
復刻美翼様式の長椅子の原画、AIレンダリング、デジタル仕上げの制作工程
復刻美翼様式の長椅子

Cartography & Graphic Design

RUAEFaの地図、紋章、ロゴ、シンボル、植物や自然誌の資料、図解などには、 AIレンダリングを用いず制作しているものもあります。

世界地図や地域地図は、手描きの地形を基盤としてAdobe Illustratorで制作しています。 国境、州境、都市、街道、民族や宗教の分布帯などを別々のレイヤーで管理し、 年代による政治地理の変化にも対応できる構成としています。

Adobe Illustratorで制作中のRUAEFa地図とレイヤー構成
Illustratorによる地図制作・レイヤー管理

都市図は手描きで制作し、建築物、道路、庭園、緑地などを描き込んでいます。

アルネ都市図の手描き制作途中と整備後の比較
アルネ都市図 — 手描き制作途中

From Text to Visuals

衣装や装身具などのビジュアルには、小説本文ですでに描写されている設定をもとに制作しているものがあります。 素材、染色、刺繍、装身具、意匠の意味などを整理し、形状や配色へ反映しています。

本文描写からの衣装設計

白地に、メルリッサとは逆の青い細絹をまっすぐ縫い付け、 こちらは袖口と裾にレファの国花である月下樹の花を思わせる模様になるよう穴を開き縁かがりをした部分から、 裏に配した青い布が透けて見えるように仕上げてあるという。

穴の周りには極々小さな青硬珠と泡の涙が縫い付けられており、 まるで水の飛沫のようにも感じられる。

外套布はレファの母女王から贈られたもので、 こちらは青地に同じような縁かがりのある穴を作り、 裏地の地模様のある白い絹が見える大胆な構成となっていて、 官服の意匠はこの技術を取り入れてみた結果のようであった。

『青き賢者と黄昏の燈火』第19章(後)より

この本文描写をもとに、まず下図で衣装全体の形状と、 白地の官服、青地の外套布に施す意匠の位置を設計しています。 袖口と裾では、縁かがりを施した透かしから裏側の異なる色の布が見える構造を具体化し、 青硬珠や泡の涙による細かな装飾とともに最終的なビジュアルへ反映しています。

本文描写をもとにしたアルヴィーナの衣装下図、素材と装飾の具体化、完成イメージ
本文描写から下図、素材・装飾表現、完成イメージへ